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麻生氏の強硬外交は政権弱体化の歯止めにならず |
発信時間: 2009-03-11 | チャイナネット |
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文=党建軍(広州日報に掲載) 麻生氏は外交面での強硬姿勢で内政面の弱体化をカバーしようとしている。中国がより注意しなければならないのは、麻生氏の「ビッグマウス」ではなく、日本国内の政治の動向である。
ここしばらく、国内の支持率がかつてないほど低迷している麻生太郎首相であるが、外交面ではかつてないほどの活発さを見せ、中国の釣魚島を含む一連の問題において強硬な発言をし、外交面での強硬さで国内での弱さを補おうとしている。
不景気の中にますます深く落ち込んでいく日本は、「刺激的な言葉」と同時に、中国を重視しないわけにもいかない。麻生首相は2月26日の国会で、「釣魚島は日本固有の領土であり、日米安全保障条約の対象であることを米国側と話し合う」「釣魚島に第三国が侵攻してきた場合、日本は安全保障条約を発動する」と述べた。麻生氏のこの発言は中日がかつて共通認識に達した「係争は棚上げにして共同開発をする」の精神に反しているため、中国外交部は即刻、中国人民はこれを絶対に受け入れることはできないと表明し、日本に対して中日関係と地域の安定の大局の観点から言行を慎むよう求めた。これによって、日本国内の釣魚島問題に関する声はすぐに静まった。
麻生氏の「ビッグマウス」に慣れている中国人に言わせれば、今回の「口を滑らせた」発言はたまたまのことではない。麻生氏は外相時代にも不適切な発言を繰り返して隣国の反感を買っていた。昨年9月に首相に就任した際には、これまでの口出しの多さを改め、穏健さを装った。しかし2月26日の発言で、麻生氏はやはり「ビッグマウス」であることが明らかになった。何が原因で、以前のような余計な口出しをする麻生氏に戻ったのだろうか。
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· 釣魚島が日本固有の領土だという麻生首相の発言に、中国側は断固として反対
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