第11期全国人民代表大会第2回全体大会と中国人民政治協商会議第11期全国委員会第2回会議(両大会)が閉幕した。中国国務院の温家宝総理は人民大会堂のゴールデンホールで10時15分、「両大会」の取材を行った内外記者の質問に答えた。
NHKの記者:朝鮮は来月、弾道ミサイルを発射するが、これについてのコメントは。間もなく中国を訪問する朝鮮の金英日(キム・ヨンイル)総理と、どんな話題について会談するのか。
温家宝総理:朝鮮半島の情勢に関しては、現在6カ国協議を積極的に推し進め、6カ国協議に影響する重大な問題を解決し、朝鮮半島の非核化を実現させることが最も重要である。そうしてこそ、朝鮮半島の安全と安定を確保でき、東北アジア地域の安全と安定をも確保することができる。
6カ国協議に参加する諸国が、共通認識を促進し、相違を大局から適切に処理し、矛盾を激化させないことを希望している。中国政府は、各側と積極的に連絡を取り合い、交渉を強化し、6カ国協議が健全な方向へ発展するよう引き続き推し進めていく。
朝鮮は中国の友好的な隣国であり、中朝両国は伝統的な友情関係を結んでいる。私の招きに応じ、金英日総理は近いうちに中国を訪問する。その際、われわれは双方の友好協力のさらなる発展や、双方がともに関心を寄せる地域間問題や国際問題などについて、意見を交換する。
「チャイナネット」2009年3月13日