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蘇州市、坂東玉三郎氏に「栄誉市民」の称号を授与
発信時間: 2009-03-16 | チャイナネット

 

江蘇省の蘇州市では13日と14日、日本歌舞伎界の大御所である坂東玉三郎氏と蘇州昆劇院の役者による中日版昆曲「牡丹亭」が披露され、中国対外文化交流協会の潘震宙副会長や中国共産党蘇州市委員会の王栄書記、在上海日本総領事館の横井裕総領事夫妻などが観賞した。

潘震宙副会長と王栄書記は公演後、全ての役者と会見した

 

杜麗娘になりきっている坂東氏

今回上演されたのは中日版昆曲「牡丹亭」で、「遊園、驚夢、写真、離魂、叫画、幽媾、回生」の7つの段からなっている。蘇州昆劇院の翁育賢氏は杜麗娘役の「写真」と「幽媾」を、その他の段は全て坂東玉三郎氏が演じ、坂東氏は昆曲の伝統を最大限に維持し、「牡丹亭」に対する深い理解を余すところなく表現した。

公演後、坂東氏の演技に驚き魅了された観客たちは、「中国語のできない日本人が、真に迫った杜麗娘を演じるのはたやすいことではない」と、長い間その場を離れなかった。またある90歳を越えた観客は、中日版昆曲「牡丹亭」のプロデューサーである靳飛氏の手を取り感謝し、坂東氏は自分の演技が蘇州の人たちに認められてとてもうれしいと述べた。

潘震宙副会長や王栄書記一行は、公演後に今回の「牡丹亭」の全ての役者と会見。王栄書記は、昆曲の広報や発展に大いに貢献してきた坂東氏に感謝の意を表わし、蘇州市の「栄誉市民」の称号を授与することを提案した。

蘇州大学での坂東氏(3月6日夜)

「チャイナネット」2009年3月16日

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