山東省海事局は17日午後、山東省海上捜索救助センターと日本海上保安庁鹿児島海上保安部との間で「2009中日連合海上捜索・救助通信訓練」が成功裏に行われたと紹介した。訓練はすべて英語を使って2時間近くにわたり実施された。
同局によると、今回の訓練では特定海域で船が沈没し、負傷者が出たという想定のもと、双方が通報を受けてから状況を確認し、共同で捜索・救助活動を展開するまでの調整と通信業務を行った。訓練ではそれぞれが救助センター、遭難船、船会社などの役割を演じ、通信システムを通じて遭難警報、状況確認、捜索救助活動の調整などの意思疎通をはかった。
山東省海上捜索救助センターと日本保安庁が合同訓練を実施するのは、昨年の名古屋海上保安部との訓練に続き2回目となる。訓練を通じて中日双方の海上捜索部門間の意思疎通能力は高まり、交流・協力関係はさらに密になり、海上での捜索・救助のレベルも向上した。
山東省海上捜索救助センターの担当者は、今後も日本海上保安庁、韓国海洋警察庁などの周辺諸国とこうした訓練を実施し、さらなる理解を増進し、協力を促進し、共同で海上捜索救助活動にあたっていきたいとしている。
「人民網日本語版」2009年3月18日 |