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全人代と参議院、第3回交流会議を東京で開催
発信時間: 2009-03-29 | チャイナネット
  中国の全国人民代表大会と日本の参議院との定期交流メカニズムによる第3回会議が26日、東京で開かれた。交流メカニズムの中国側の代表である李建国氏(全人代常務委員会副委員長兼秘書長)と日本側の代表である大石正光・参議院議員が共同で議長を務めた。双方の参加者は、関心を共有する話題について広く立ち入った交流を行った。

 双方はまず、中日関係が08年に上げた重要な進展を積極的に評価した。双方は、「中日両国はいずれも世界的な影響力を持つ国であり、長期的で安定した健全な中日関係を発展させることは、両国と両国民にとっての根本的な利益となるだけではなく、地域と世界の平和と繁栄にも役に立つ」という認識で一致した。さらに、現在という有利な時機をつかみ、胡錦濤主席の訪日成果と両国指導者の達した一連の共通認識をよりいっそう現実化し、政治的な相互信頼を不断に高め、関連問題を適切に処理し、中日間の戦略的互恵関係が正確な軌道に沿って前進していくことを推進しなければならないことが確認された。

 双方はまた、経済貿易協力や省エネ・環境保護、気候変動、食品安全、国際金融危機、企業の社会的責任などについて意見を交換した。中国側は、「経済貿易協力は中日関係の重要な物質的土台だ」とした上で、双方が積極的に、第1回中日ハイレベル経済対話で達成された共通認識を実行し、現在の国際金融危機に共同で対応し、お互いに利益となる協力を深め、共同発展を実現していくことを希望した。日本側は、省エネ・環境保護や地震・災害対策などで中国側との協力を強化していくことに意欲を示した。

 双方はさらに、中日関係の改善と発展を推進することに対して議会による交流が発揮する重要な作用を評価し、これからも交流メカニズムをプラットホームとして、両国民を結びつける議員の能力を生かし、両国民の相互理解と友好感情の促進に努め、両国の戦略的互恵関係の促進に貢献していくことを確認した。双方は、交流メカニズムの第4回会議を来年は中国で開催することを決定した。
 「人民網日本語版」2009年3月29日
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