李長春・中共中央政治局常務委員は2日、山田啓二・京都府知事と面会した。
李常務委員は「ここ数日、わたしは日本各界の人々と幅広く接触し、中日友好協力の豊かな将来性を深く感じた。中日友好の基盤は大衆にあり、その主体は人民だ。中日関係の未来は青少年にある。各分野における両国の互恵協力と友好交流をさらに推進する必要がある。特に、両国の青少年の友好交流を深め、充実させなければならない」と述べた。
李常務委員は「友好省県・都市交流は中日関係を構成する重要な要素であり、すでに双方の経済貿易協力を促進し、両国人民の感情を結び付ける重要なルートの1つとなっている。現在両国間では242組の省県・都市が友好関係を締結している。うち京都は11組だ。中日友好とは、つまるところ両国人民間の友好だ。両国の間にこうした固く、厚く、広範な民間友好の基盤があるからこそ、両国関係は絶えず困難を克服し、全体的に正しい方向に沿ってたゆまず前進していくことができる。両国の地方政府が良き伝統を発揚し、交流の形式を革新し、協力のルートを開拓し、中日の戦略的互恵関係の発展加速のために新たな内容と活力を不断に注いでいくことを希望する」と述べた。
山田知事と、同席した京都の商工業界や民間団体の代表は、中国側との各自の交流・協力の状況を説明するとともに、日中双方が手を携えて努力しさえすれば、必ずや各分野における両国の交流や協力をたゆまず新たな段階へと押し上げていくことができるとの認識で一致した。
「人民網日本語版」2009年4月3日 |