日本の警察庁が2日発表した統計によると、昨年1年間、日本国内の自殺者数は3万2249人となり、前年比844人減少した(2.5%減)。これにより、1998年以来11年連続で、自殺者数は3万以上となった。共同通信社によると、自殺の防止をはかる民間団体がいち早く近況を把握できるよう、警察庁は今回例年よりも前倒しで自殺者数を発表、また今回初めて通年データの月別統計を行った。警察庁は来月にも自殺理由・動機など、情報の詳細なデータに関する発表を行う方針。
警察庁によると、自殺者に占める男性数は2万2831人で、前年比647人減少(2.8%減)、女性数は9418人で、同197人減少(2.0%減)となった。毎月の自殺者数はいずれも2千人を超えており、うち10月の人数が最多(3092人)で、3月(2939人)、4月(2854人)と続いた。
都道府県別では、人数が多かったのが東京(2941人)、大阪(2128人)、神奈川(1818人)、北海道(1726人)、埼玉(1653人)。兵庫、大阪、東京、新潟、茨城などでは100人以上減少した一方、北海道では86人、長野では80人、埼玉では68人増加した。
「人民網日本語版」2009年4月3日 |