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交流を強化し、共通認識を凝集し、中日関係の健全かつ安定した発展のために良好な環境を作ろう
発信時間: 2009-04-05 | チャイナネット

優れた技術があり、中国には巨大な市場と豊かな人的資源があり、中日経済は強力な相互補完性を有しています。中日経済貿易関係を絶えず強化することによって、互恵とウィンウィンを実現することは両国関係の発展にとっての客観的必要であり、国際金融危機を積極的に対応していくための差し迫った要求でもあります。われわれが見て取らなければならないことは、この国際金融危機による中日両国への衝撃は欧米のそれとはいくぶん異なるものであるということであります。中日両国はいずれも実体経済とりわけ製造業においてしっかりとした基礎を有し、比較的穏健な金融システムを備え、外貨準備高も充実し、国民貯蓄もかなりの額に達していますが、両国はともに国際的な需要の減少の影響を受け、輸出が大幅に減り、経済にマイナス影響が出ています。中日両国が外貨準備高ではそれぞれ世界第一位と第二位、経済総規模ではそれぞれ世界の第三位と第二位を占め、ともに世界貿易大国となっています。中日両国がともに手を携えて、共同で経済成長を刺激し、またエネルギー、環境保護、金融、ハイテク、情報通信及び知的財産権などの新しい分野における互恵協力を絶えず行い、両国間の経済的な絆を絶えず強化すれば、必ずや率先して危機から脱出することが可能となるでしょう。この意味において、中国の状況がよくなれば、日本の状況もよくなると言えましょう。一方、中日両国はアジア及び世界の大国として、自国経済の安定した比較的速い発展に向け全力を挙げて取り組むと同時に、全世界の金融危機対応のプロセスにおいて重要な役割を発揮し、アジア並びに世界各国が共に難局を乗り越えることを支持し、国際金融や経済の新秩序の構築を推し進め、地域及び世界の金融システムの改革と健全化を推進することによって、本地域並びに全世界の平和と安定、発展のためにしかるべき貢献をしていかなければなりません。従って、中日関係を発展させる意義はすでに両国それ自体をはるかに超えているといえるのです。

四、人文交流をより一層拡大し、両国関係の民意の基礎を打ち固めること

目下、中日両国関係の発展には良好な勢いが見られ、両国間の国民感情も全体的に回復し始めています。しかし、われわれが見て取らなければならないことは、国民感情問題が

依然として中日の戦略的互恵関係を推し進める上で脆弱な部分となっていることです。中日両国人民が互いに相手国をどう見るかということは中日関係の社会的基礎にかかわり、両国人民が世々代々、友好を保っていけるかどうかの問題にもかかわっており、両国の経

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