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同舟相救い、難局を共に乗り越え、中日の戦略的互恵関係に新たな活力を注ごう
発信時間: 2009-04-05 | チャイナネット

――日中友好七団体の歓迎宴における中国共産党中央政治局の李長春常務委員の挨拶

ご来賓の皆様

春爛漫、桜満開の季節を迎え、日本国政府のお招きにより、日本訪問の期間中、長期にわたって中日友好に熱心に取り組んでこられた日本各界の友人の皆様と一堂に会する機会を授かり、大変嬉しく思います。中国共産党、中国政府と中国人民を代表して、中日友好の発展のために貴重なご貢献をなされた友人の皆様に対し、崇高なる敬意を表します。また、皆様を通じて中国人民より日本国民の皆様へ心からの挨拶と祝福をお伝えいたします。

中日両国は、一衣帯水の隣国であり、長い友好交流の歴史を有しております。両国国民の友好交流は二千年余りにわたって続いており、世界民族交流史における奇跡とも言えます。1972年の中日国交正常化実現以来、両国関係は各分野において長足の発展を遂げ、両国と両国国民に大きな実益をもたらし、アジアや世界の平和と発展の促進に重要な貢献をしてきました。ここ数年来、双方の共同の努力によって、中日関係はすでに新たな歴史的なスタートラインに立っており、更なる発展に向けた新たなチャンスを迎えております。特に、胡錦涛国家主席は昨年、二度も日本を訪問し、双方は「戦略的互恵関係の包括的推進に関する中日共同声明」に調印し、両国関係の将来の発展を展望し、これにより中日関係は戦略的互恵関係を包括的に構築する新たな段階へと押し上げられました。

今日のような良好な中日関係の局面は得がたいものであり、幾世代もの方々の心血が注がれた結果でもあります。日中友好七団体の友人の皆様は、長期にわたり中日友好の信念を堅持し、中日友好事業に身を投じ、弛まぬ努力を払い、重要な貢献をなされました。中国人民はこのことを永遠に銘記することでしょう。とりわけ、われわれを感動させたことは、昨年わが国で四川汶川大地震が発生した後に、七団体の友人の皆様が、被災地に多大な関心を寄せ、惜しみない支援をしていただいたうえに、日本各界の方々に義捐金や援助物資を提供するよう積極的に呼びかけてくださり、わが国の震災救援活動が段階的勝利を勝ち取るために重要な貢献をされました。中国には、「困難な時期こそ、真の友情が見えてくる」という古い諺があります。ここで、中国共産党、中国政府ならびに中国人民を代表して、心より御礼申し上げます。

ご来賓の皆様

現在、われわれは世界中を席巻している国際金融危機に直面しています。この危機によって、中日両国を含む世界各国の経済発展や国民生活は深刻な影響を受けました。こうし

たグローバルな挑戦を前にして、一国だけの力ではなかなか対処できず、各国が心をひ

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