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「日本の漫画家百人が回想する停戦の日」中国刊行パーティーには、各界から160人余りが駆けつけた。 |
「私の八月十五日」の中国語版「日本の漫画家百人が回想する停戦の日」の刊行記念パーティーが4日夜、東京・浅草で開催され、日本の著名な漫画家や中日各界の関係者、計160人余りが出席した。
同書は、柳 TAKESHI、赤塚不二夫、森田拳次など100人以上の日本の著名な漫画家が協力して制作した大型漫画集で、幼少時代に経験した日本の敗戦の日を各氏が記録している。その忘れがたい日を、中国で過ごした人も多い。
「八月十五日の会」の森田拳次代表幹事は当時、中国の瀋陽に住んでいた。森田氏は「戦争は大量の犠牲者をもたらしたが、今日では、あの残酷な戦争を経験した人はすでに3割を切っている。『八月十五日の会』は、みな戦争を経験した世代で、漫画を通じて下の世代に何かを残したいと思っている」と述べた。
在日中国大使館の王炎侠参事官もお祝いに訪れ、「日本の漫画家たちが漫画を使って歴史を記録し、回顧した。この本を読んだ人は必ず戦争について考え直すところがあることと信じる。戦後日本は平和の道を歩み、また、漫画は日本の重要な産業の1つとなった。現在中国には日本の漫画が好きな若者が多くいる。歴史を繰り返させないために、本書の刊行が中日および世界の平和を促進することを希望する」と述べた。
漫画集の原画展が8月13日から中国各地を巡回する。戦争の体験を集めた「私の8月15日」に加え、未来を思い描いた「2100年8月15日」など計130点余りが展示される予定だ。
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祝辞を寄せる在日中国大使館の王炎侠参事官。 |
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記者会見では、戦争を経験した高齢の漫画家が多くを占めた。 |
「人民網日本語版」2009年4月7日 |