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30年前に訪中した麻生首相、中日青年交流について期待
発信時間: 2009-04-29 | チャイナネット

日本の麻生太郎首相が29日から30日まで中国を公式訪問する。出発前に麻生首相は「環球時報」の書面による取材に応じ、中日関係や中日両国がともに直面している経済危機、中日青年の交流などの問題について考えを表した。

麻生首相は、中日両国間にはときに摩擦が起こることがあり、国民感情も脆い一面があるが、日中関係の将来は楽観しており、「すでに春を迎えている」と語った。取材の一部は以下の通り。

環球時報:麻生首相は若い時に日本青年会議所(JC)の訪中団に参加したことがあると聞いているが、中国の若い人との交流ではどういう印象だったのだろうか。また中日青年交流に対してはどんな期待を持っているか。

麻生首相:30年前の1979年に日本青年会議所の訪中代表として中国を訪れた。その時は中国の若い人たちと深く交流し、日中の将来を熱く語り合ったことを昨日のように思い出す。すでに30年が過ぎてしまったが、日中両国は幅広い分野で交流と協力を積み重ね、今の順調な日中関係は、日中両国の数多くの人々の交流と努力のお陰だと再び深く理解している。

中長期的な観点から見れば、日中関係の発展を考える場合、両国関係の将来を担う青少年間の相互理解や相互信頼は極めて重要だと認識しなければならない。こうした感情を育てるには、日本の若者であろうと中国の若者であろうと、直接顔を向かい合わせて本当の相手を理解することが重要だ。

日中政府は2008年から4年間、毎年4000人規模の青少年交流を行うという共同認識に達した。去年は約5000人の中日青少年交流が行われたが、今年も日本政府は2000人の中国の高校生と1000人の若者を招いて日本を訪問してもらうことにしている。私は、国の未来を創っていく若い人たちが、言語や文化の違いを乗り越えて、互いに励まし学びあうことを願っている。

「チャイナネット」2009年4月29日

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