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麻生首相、首都鋼鉄で中日協力省エネ事業を視察
発信時間: 2009-04-30 | チャイナネット

 

麻生太郎首相は30日午前、北京にある首都鉄鋼グループのコークス工場を訪れ、中日協力による省エネモデル事業を視察した。

まず麻生首相は首鋼集団の王青海総経理と会談し、ヘルメットをかぶって会社側の説明を聞きながら、コークス乾式消火設備(CDQ)のモデルプラントを見学、そしてこの事業について、「省エネもビジネスも両方うまくいった例だ」と述べた。

この事業は、独立行政法人である新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)が中国で実施した省エネモデル事業の一つ。2000年に首都鋼鉄にコークス乾式消化設備(CDQ)を設置したことをきっかけに、2003年に当時の新日本製鉄(現在は新日鉄エンジニアリング)と首都設計院(現在は首都国際工程技術有限公司)がCDQ普及を目的として合弁会社を設立し、この5年間で合わせて26基のCDQを受注した。

この事業は中国のエネルギー効率と環境改善、日本企業のビジネスチャンスというウィンウィンの関係を具体的に表すものとして、中日両国の省エネ環境協力の一つのあり方とされている。

今まで中国は、赤熱コークスに水をかけて冷却していたが、新たに導入したCDQにより、明らかに温暖化ガスの削減効果が現れ発塵発生もなく、環境改善にも大きな効果が見られる。

そのほかにも中日両国の省エネモデル事業としては、セメント排熱発電設備(1995-97年、予算規模は約17億円)が、ビジネスベースで58工場103キルンで導入されている。

「チャイナネット」 2009年4月30日

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