中国を公式訪問した日本の麻生太郎首相は、30日の記者会見で、「今回の訪中の最大の成果は、経済貿易協力の強化、エネルギーと環境保護での協力の推進、各分野での往来などにおいて日中両国が提携する意思を確認したことだ」と表明した。

麻生首相は、「双方は、G20サミットで達成した共通認識をできるだけ早く実行することを約束した。これに基づいて、双方は、内需拡大を中心に、マクロ経済政策を推し進め、保護貿易主義を抑制し、アジアおよび各国への支援を提供していく。また、環境保護や、エネルギー、気候変動での協力を更に推し進めることで同意した」と語った。

また、麻生首相は、「両国は、人の往来でも実り豊かな成果を収めている。今年、合わせて4000人の青年が互いを訪問する予定だ」と語り、四川大地震被災地の中学生100人を日本に招待したい意思を示した。

「中国国際放送局　日本語部」より2009年5月1日