ホーム>>中日両国>>社会
日本人主婦の万博と結ぶ縁
発信時間: 2009-05-06 | チャイナネット

4年前の愛知万博日本館で見た地球温暖化に関する短編映画がまだ記憶に残っていると彼女は言う。映画は蘇った氷河期人と有史以前の怪獣を隠喩として、地球温暖化の深刻な結果を描いたものだ。私たち一人一人が自分の生活スタイルを真剣に考えるべきだという彼女は、万博のパビリオン自体が植物素材や太陽エネルギー、風力エネルギーなど環境に配慮した技術の集大成で、明確な環境保護のメッセージを送っていると見ている。上海市による省エネ面での改革、特に「レジ袋規制」は山田さんに深い印象を残している。彼女は「私も含めてすべての人が、上海万博が開幕して愛知万博の成果が引き継がれ発展するのを楽しみにしているでしょう」と語る。

 

山田さんと中国との特別なつながりは単に上海万博の事前準備だけに留まらない。2005年に愛知万博が開幕した日は雪の舞う寒い日で、彼女は息子とともに1時間歩いてやっと万博会場に着いた。着いてみると来場者は思ったほど多くはなかった。彼女は中国の内蒙古自治区のパビリオンに来たとき、初めて自分は中国と縁があるのだと信じたという。最近の上海訪問は彼女の中国に対する情熱をいっそうかき立てた。旅の途中で偶然、若いボランティアグループに出会ったのだ。

 

彼らの情熱に感化されて彼女も上海万博のボランティアグループに参加したいと思った。雨でびしょ濡れの彼女をボランティアの人が助けてくれたとき、自分も上海万博のボランティアになって日本からの参観者を助けたいと思ったという。4月11日午後、上海万博日本市場の第1号チケットの贈呈式が東京六本木の森ビルで行われた。

 

上海万博実行委員会の常務副主任で上海市の常務副市長でもある楊和氏と上海万博の日本イメージ大使を務める福原愛さんが、万博に情熱を捧げる山田外美代さんに上海万博の1枚目のチケットを贈呈した。

 

上海万博事務局長の洪浩氏は、万博を応援し、国際事務に関心を寄せるすべての人にとって山田さんの存在は励みになる、と語った。上海万博の国際ボランティア募集活動は09年5月1日に幕を開ける。ボランティアは17万人近くになる見込みで、外国人、高齢者、身障者もボランティアの申し込みができる。(『中国日報』が伝えた)

「北京週報日本語版」 2009年5月6日

     1   2   3  


  関連記事
  同コラムの最新記事

· 石川佳純、女子シングルス8強 福原愛に人気匹敵

· 麻生首相、日本観光ブームを起した中国監督と懇談

· 世界各国の人がパンダの里親に

· 麻生首相、漫画とアニメで中国の若者と交流

· 第50回世界卓球選手権開幕 福原愛に高まる期待