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日本の女性国会議員が「平頂山虐殺事件」跡を訪問 |
発信時間: 2009-05-07 | チャイナネット |
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日本の相原久美子参議院議員は5日朝、王質梅さん(88)と抱き合いながら涙を流し、「申し訳ない」と何度も繰り返した。 民主党の参議院議員である相原氏は今回初めて遼寧省撫順市を訪れた。ここは70年以上前は日本の占領地だった。日本軍によって3000人以上の中国市民が虐殺された「平頂山虐殺事件」がここで起きた。王さんは死体の山の中から生き残った生存者で、当時まだ11歳だった。この虐殺で両親も弟も失った。 相原氏は「私の母が生きていれば王さんと同じくらいの年齢になる。母は中国の済南で5年間生活し、多くの中国人に助けられた」と語り、「母はよく私に戦争は人間を変えてしまう、戦争は最大の悪だと話していた。私たちは歴史をいましめとし、新たな日中友好関係を築いていかなければならない」と述べた。 相原氏は東京から駆けつけ、中国にわずか30時間程度滞在した。訪中の目的は日本の衆議院議員10人と参議院議員14人の署名した「一人の人間として、日本国民から選ばれた国会議員として、私たちは心から遺憾の意を表す」と書かれた書状を手渡すことだった。 「初めて撫順を訪れ、初めて平頂山事件の実際の現場に触れた」という相原氏は、撫順で最初に平頂山惨案跡記念館を見学し、その感想を「ショック」だったと語った。 1932年9月16日、中国では一家団らんの中秋節が過ぎたばかりだった。日本軍は老人から女性、子供を含む無抵抗の市民3000人以上を平頂山のふもとに追いやり、集団大虐殺を行い、死体を燃やしてその痕跡を消した。これが国内外を震撼させた「平頂山虐殺事件」だ。1970年代に撫順市は虐殺事件跡から遺骨を掘り出し、記念館を建て、後世まで弔えるようにした。 「人民網日本語版」2009年5月7日 |
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