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リーダーの育成に協力する日本 経産大臣に聞く
発信時間: 2009-05-11 | チャイナネット

インタビューに答える二階俊博経済産業相(写真・賈秋雅)

----四川ブン川大地震に対して日本は、総額5億円相当の無償資金協力や国際緊急援助隊の派遣などハードの援助以外に、復興に携わる中央政府の幹部や被災地の地方幹部に、日本でノウハウを伝授するというソフトの面の支援も続けています。とくに「人の育成」への支援について、どうお考えですか。

二階俊博大臣(以下二階と略す):私は阪神淡路大震災の時、党の地震対策の現地対策本部長として、被災地で復興活動をすすめた経験があります。その時にいちばん感じたのがリーダーの重要性でした。「とっさの時に判断できる人材」がどうしても必要です。

日本と中国はまさに一衣帯水の国です。日本は地震や津波などの自然災害が多く、被災と復興の経験が蓄積されています。その経験を生かし、中国でも優れたリーダーを育成して、今回のような大災害に際しての救援と復興に役立てていただければと思います。

 

----災害復旧の経験を学びに訪日した中国の幹部たちに、どのような印象をお持ちですか。

二階:日本の経験を少しでも取り入れて、被災地の早期復興に結びつけていこうという意欲が伝わってきました。神戸や新潟県山越村など、実際に被災地を見ていただきました。現地の人々は体験もまだ生々しく、自分たちも苦労しましたから、少しでも四川の人々の復興につながればということで、みなさんが熱心に対応してくださった。被災者の精神的な面でのケアも大事だという認識を共有することもできました。地震への対策を通じて日本と中国との間に真の友情が築かれようとしています。

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