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中国人作家の日本訪問記「007」に間違えられる
発信時間: 2009-05-11 | チャイナネット

古風な街角の漢字

東京の街を歩いていると、いたる所で漢字を目にする。通りの名前、地名、橋の名前、建物の名前、機関の名称……、いずれも繁体字である。街ゆく人々の容貌や服装は北京や上海などとそう変わらない。よくよく見ると、日本人の使う漢字は不思議な上品さを帯びていることに気がつく。

ニューオータニの前の坂道には漢字で「徐行」と書かれている。皇居東側の通りの名は「内堀通り」。京都のある寺の門前の札には「観桜自由」と書かれていた。無料で(自由に)桜を観賞することができるという意味だと理解したが、案内してくれた大友さんに尋ねると、やはりそうだった。「観桜自由」という4文字は上品で簡潔であり、非常に古風な表現である。

近頃、日本人の漢字に対する熱意が高まっているという。神保町の各書店では漢字を正確に使う本がよく売れていた。この本の出版は麻生太郎首相がしょっちゅう漢字を読み間違えることに起因し、日本に漢字ブームを巻き起こした。

中国の古代文化を受け継ぐことに関しては、日本人はまったく屈託がなく、それを隠そうとはしない。あちこちで目にすることのできる漢字はそれの明らかな証拠である。

「チャイナネット」 2009年5月11日

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