江蘇省衛生庁応急弁公室の発表によると、江蘇省で新型インフルエンザ(H1N1)と診断された四川省の男性と密接に接触した人は発見されておらず、日本人の感染者と密接に接触した9人が隔離され、医学観察を受けているという。また今までにこの9人の体調に変化はない。
日本は9日、日本人3人が新型インフルエンザに感染したと発表した。この3人はカナダで国際交流事業に参加し、デトロイトからノースウエスト25便に搭乗して8日午後に東京に到着した。10日にもノースウエスト25便に搭乗したもう1人の日本人が新型インフルエンザに感染している。
江蘇省衛生庁は9日に衛生部から、新型インフルエンザに感染した日本人と同じ25便に搭乗した中で江蘇省出身者が1人おり、東京から上海はノースウエスト27便に搭乗したという通達を受けた。江蘇省衛生庁は迅速に追跡調査を行い、9日にその乗客を見つけて医学観察を実施した。
また11日午後には上海市の衛生部門から通達を受け、ノースウエスト27便で東京から上海に到着した乗客を調査するよう求められた。調査結果によると、27便に搭乗していた中で江蘇省在住者は29人(隔離された1人以外)おり、感染した日本人と同じ25便に搭乗していた中国人は8人だったことが分かった。
江蘇省衛生部門は12日までに、ノースウエスト25便と27便に搭乗した乗客9人を隔離して医学観察を行っており、東京から上海行きの27便に搭乗した21人に対しては訪問して観察を行っている。
「チャイナネット」 2009年5月14日 |