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評論:日本人、小柄な体格を国家的取り組みで向上
発信時間: 2009-05-15 | チャイナネット

香港紙『文匯報』は、日本の国民の体格向上を図る国家的取り組みについて次のように伝えた。

 

日本社会は生活の便利さを追求するため、十分努力してきた。2005年に消防庁が行った調査によると、政府所管ではない地方公共団体が管理する公立学校、保育所、児童館などの教育施設や、公民館、体育館、図書館、博物館、老人センターなどの社会施設といった公共施設は、全国各地に44万5800カ所余りあるという。

 

さらに政府所管の施設を加えると、総人口1億2700万人余りを擁する日本では、約250人あたりに公共施設1カ所が整備されていることになる。こうした整備状況は世界トップレベルにある。

 

日本は明治時代以降、富国強兵策の基盤となる国民の体格改善を推進するため、スポーツの普及と施設整備を重視してきたことから、各学校に体育館が標準的に整備されることになった。現在、喧騒に包まれた都市であれ辺鄙な田舎であれ、公立学校には必ず体育館が整備されており、プールが併設されていない学校体育館も至るところで見受けられる。

 

日本の成人男性の平均身長は14世紀から19世紀後半まで157センチと、400年余りの間ほとんど変化しなかったが、明治維新から1世紀以上経た1993年には170.7センチに達し、14センチ以上伸びた。この身長の伸び率は長身の北欧スカンディナヴィア諸国の人々とほぼ同様である。日本人の身長がこのように大きく伸びた原因は、食事内容の変化のほかに、スポーツの普及によるところが最も大きい。また、スポーツの普及は公共スポーツ施設の整備によって大きく推し進められてきた。

 

これに対し、2000年に中国国家体育総局と国家教育委員会(現在の教育部)が共同で発表した「国民体格測定報告」によると、中国の成人男性の平均身長は169.7センチであった。また、江蘇省高郵市で見つかった6000年前の古墓群遺跡の発掘報告書では、男性の遺骨約300体から当時の平均身長を170センチ前後と推定している。これらから中国人の身長は6000年の間、ほとんど変化していないことがわかる。

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