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専門家:中国の経済規模が年末に日本を上回る
発信時間: 2009-05-18 | チャイナネット

今年第1四半期の一連のマクロデータが、下げ止まりから回復基調に転じた。しかし中国経済には相変わらず多くの不確実な要素が存在し、特に世界金融危機の影響を受ける中で中国経済が今後どうなっていくかは、中国だけでなく世界の経済界が注目する問題である。

 

清華大学中国と世界経済研究センターの李稲葵主任は、「現在までのところ、中国経済成長率の下落傾向はすでに歯止めがかかり、成長率は次第に増加している。経済はすでに低迷期を乗り越え、その成長率も上昇し始めて、今年の年末には日本を上回るだろう」と話す。

 

日本銀行の調査報告によると、第1四半期の大手製造業の企業景気指数は、急速に悪化して史上最低を記録、第2次世界大戦後、最も深刻な景気後退に直面しているという。李稲葵主任はこう語る。

 

「日本が困難なのは、経済成長のパターンが変わっておらず、依然として輸出に依存している点だ。世界経済や米国などの先進国の経済が困難に直面している時は、ハイエンドの耐久消費財へのニーズが下がる。そうすると日本が生産している高級車やデジタルカメラ、パソコン、電子ゲームなども売れなくなり、日本は20数年ぶりに貿易赤字に転落した。こうしたことから見ても、中国経済の景気回復は過度に先進諸国の景気回復に頼らず、国内で努力しなければならない」

 

「チャイナネット」 2009年5月18日

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