大会の司会者
北京第二外国語学院の明徳ホールで19日午後、盛大な演劇大会が催された。同学院の邱鳴副院長は開幕式で、「今年はちょうど建国60周年、日中文化交流協定締結30周年、さらに北京第二外国語学院創立45周年にあたります。このような記念すべき2009年に第29回演劇大会が開催されるのは、誠に重要な意義を持つものであります」とあいさつし、このイベントを通じて「日本語の運用能力と総合能力を向上してほしい」と述べた。
世にも奇妙な物語
白蛇伝
トップバッターを切ったのは3年生の同時通訳クラスによる改作版「プロジェクトX」。日頃の授業での光景を舞台で表現し、観客を楽しませた。モデルとなった教師も思わず吹き出していた。さらに「マッチ売りの少女」や「白雪姫」など世界的な名作も学生たちの手によって作りかえられた。「ファイナル西遊記」や「白蛇伝」、「警察物語」といった中国のテレビドラマも日本語で演じられ、少し違った雰囲気をかもし出した。学生たちの流ちょうな日本語と、見事な演技に客席から拍手喝采が起こった。ラストは2年生の同時通訳クラスによる「世にも奇妙な物語」。環境保護を訴える独自のテーマ、群を抜いた舞台設計、流ちょうな日本語での演技により、審査員16人全員から高い評価を受け、一等賞を勝ち取り、最優秀脚本賞にも選ばれた。最優秀主演男優賞には「警察物語」で小島役を演じた保羅さん、最優秀主演女優賞には4年生の唐朝さんが選ばれた。
審査員として、日本大使館の川上文博文化担当参事官、横浜商科大学の松本英二理事長、伊藤謝恩育英財団北京事務所の梅沢健一代表、日本国際交流基金北京事務所の藤田安彦所長、北京日本学研究センターの徐一平主任らが出席した。
「人民網日本語版」2009年5月20日 |