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ウェンナン先生行状記:まほらまの南京生活
発信時間: 2009-05-22 | チャイナネット

◇級友の作文で自信取り戻す◇

クラスの全員が自分のことを褒めているのだ。級友から自分の長所を指摘されてどのように感じたのか。私はこのあと、「自分の素晴らしさを読んで感じたこと」を次の作文の題にした。

「それまではあまり親しくなかった級友も、『とても親切な人』『理想を持った頑張り屋さん』と自分の存在を認めてくれた」ことに感激していた。

大学入学後は、高校までの授業と違う戸惑いや悩みがあったが、「作文を読んで考えが変わった」という学生も何人かいた。

「みんなは私のことを、こんなに注意深く観察しているとは思わなかった。」という男子学生は、大学に入学しても、高校生時代とはまったく異なる雰囲気で、クラス仲間となかなか馴染めなかった。クラスの活動や遠足などにも参加しなかった。しかし、みんなが自分のことを書いてくれた作文を読んで、考えがすっかり変わった。「ごめん。素晴らしい級友たち。これからはみんなの仲間に入れてください。」と書いていた。

神経質な性格が気になっていた男子学生は、「神経質は私の素晴らしいところだと褒めてくれた」おかげで、「これまでの悩みから助けられた」ことに感謝し、「1年後の社会生活に直面する勇気も湧いてきた。」と積極的になったことを書いていた。また、ある学生は、小学校から高校までは抜群の成績だった。けれども、大学に入ると、優秀な級友の中では平凡な学生になり、すっかり自信がなくなった。この作文では、優秀な級友が自分のことを全員が高く評価してくれた。「私は嬉しくなり、一度は見失った自信を取り戻した。ありがとう、級友のみなさん」と喜びを表し、級友に感謝していた。

「級友が書いてくれた長所は、自分から見れば全部が真実とは思わないが、このような人物になれるように、この作文の内容を目標にこれからがんばりたい。」「みなさんが思った私の素晴らしい利点を活かし、欠点を直し、より優秀な人になるよう努力したい。」「私はみんなから信じられて嬉しかった。私もみんなを信じて誰かの力になって、もっとしっかりした人になるよう決心した。」

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