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ウェンナン先生行状記:まほらまの南京生活
発信時間: 2009-05-22 | チャイナネット

◇「写作」の授業で“人生観”考える◇

「写作」の授業として、「同学」の「素晴らしい長所」を書くようにしたが、授業の波及効果はクラスの団結だけでなく、それぞれの“人生観”をも考えるテーマになったようだ。

人はだれも、相手の欠点や悪いところはすぐ目に付き指摘することができる。しかし、長所や素晴らしいところを褒めることはなかなか難しい。相手の優れているところを相応に認めたくないのも人情だろう。

だから、自分と比較して相手を評価する場合、「自分より劣っている」と見えたら、相手は自分とほぼ同じ実力がある人間である。「自分と同じくらいだ」という場合は、相手の実力がやや上である。「自分よりちょっと上だ」と評価したら、それは、自分より相手の実力がずっと上の人である。競争が激しい職場や仕事仲間で、相手の実力を過小評価するのは、長所を認めたがらない心理と似ている。会社や職場でも、写作の授業と同じように「仲間の素晴らしさ」をテーマにして書いたら、さまざまな人間関係や思惑が絡んでうまくいかないだろう。利害関係がないクラス仲間だから、素直な気持ちで旧友の素晴らしさを評価できたのだと思う。欠点を指摘して改めるよりも、長所を褒めてそれを伸ばすことの方がよい結果になることを、この写作の授業から学んでほしいと思った。

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