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中国人作家の日本訪問記④虚構の戦争の記憶 |
発信時間: 2009-05-26 | チャイナネット |
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文=劉方煒
岡本行夫さんの話は小泉元首相の靖国神社参拝を擁護したのを除けば、基本的に率直で誠意があった。大多数の日本人が持つ戦争に関する誤った記憶は、日本の教育が作り上げたもので、日本の歴史教育が問題を生み出してきたため、改めることは難しいと岡本さんは述べた。
高倉健似の元首相補佐官 岡本さんは日本が敗戦した1945年に生まれた。外務省北米局での勤務経験があり、1991年に岡本アソシエイツを設立し、橋本内閣と小泉内閣で首相補佐官を務めた。フランスに本部を置く英字紙『インターナショナル・ヘラルド・トリビューン』は、岡本さんについて「日本の外交路線を左右するキーパーソン。その発言は政策決定に影響を与え、日本国民の外交と国際関係の見方にも影響を与えている」と紹介した。
東京都港区虎ノ門にある岡本アソシエイツを訪ねた時、面会前に友人の盧さんは入り口に掛けられた写真を指差しながら言った。「ねえ、岡本さんは高倉健に似てないか」。
そこで、私たちは岡本さんとの対談を日本の映画スター・高倉健の話題から始めることにした。
高倉健に似ていると言うと、岡本さんは笑った。その笑顔も高倉健のように、唇をすぼめ顔の筋肉の動きを抑えた緊張を緩め過ぎない表情だった。岡本さんによると、高倉健は親友で、困ったり落ち込んだりしていると電話で慰めてくれるそうだ。
岡本アソシエイツの運営状況や日本国内の政治情勢について岡本さんが紹介した後、話題は中日関係に移った。岡本さんは中立なオブザーバーやアナリスト役に徹しながら語った。「当初、中国の友人は日本が中国人600万人を殺害したと言っていた。現在、中国の教科書には日本が中国人2000万人を殺害したと記述されている。日本の若者が中国嫌いになった理由は、中国の若者の日本嫌いを知ったからだ。日本人の戦争の記憶は1941年の日米開戦に始まる。日本は誤った戦争を推し進めたため、米国に国土を破壊された。日本の66都市が米軍の攻撃に遭い荒地と化し、兵士240万人、110万人を上回る国民が戦争で命を落とした。だが日本は戦争の加害者だ……」。 |
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