北京週報記者 繆暁陽
首都師範大学国際文化ビルの報告ホールで行われた広島県留学フェア
広島大学北京研究センターの佐藤利行センター長
中日両国の友好的な交流が深まるのに伴い、日本への留学を希望する中国の大学生の熱意が日増しに高まっている。広島県と北京市の学生間の交流を促進するために、初の広島県留学フェアが2009年6月12日午後、北京市にある首都師範大学国際文化ビルの報告ホールで盛大に行われた。広島大学、広島経済大学、広島工業大学、広島修道大学、福山大学、広島文化学園大学、山口大学などの広島県内の7つの大学が留学フェアに参加した。
今回の留学フェアの目的について、広島県の城納一昭副知事は、「広島県では、グローバル化した時代に対応し、地域のさらなる発展のために、『国内外から優秀な人材が集まる元気な広島県づくり』に取り組んでいる。海外から、さらに多くの優秀な人材に広島県に来ていただき、その能力を存分に発揮していただきたいと考えている。この留学フェアは、その一環として、海外の学生のみなさんに、広島県や県内大学の魅力をお伝えし、広島県に留学していただきたいと願い、開催するものだ。めざましく発展している中国は、優秀な人材が豊富であり、広島県との経済的・人的な交流も活発であることから、第1回の留学フェアをここ北京で開催することとした」と述べた。広島大学の山根八洲男副学長は、「広島県との共同主催により、広島県の文化や産業の紹介が行われた。ご存じのように広島県には宮島と平和記念公園という2つの世界遺産がある。また、マツダや福山通運などの大企業もある。さらに広島県内には多くの素晴らしい大学もある。そうした大学の紹介も今回のフェアの目的の一つだ」と語った。
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