中国石油天然ガス集団(ペトロチャイナ)による海外での買収合併に再び新たな動きがあった。国家発展改革委員会はこのほど、同社の子会社である国際事業有限公司が新日本石油の大阪製油所のプロジェクトに投資することを承認したと発表した。中国石油は49%の株式を買収。中国石油による製油業務の海外買収は、5月のシンガポール石油の買収に続き2回目。海外の油田探査に目を向ける一方、海外の製油所を買収することで、中国石油の海外戦略をいい方向に進めていく方針だ。「中国経済網」が伝えた。
関係資料によると、新日本石油は日本最大の石油元売り業者であり、石油精製業者でもある。9つの製油所を所有し、日量130万バレル以上の石油を精製している。また、日本のガソリン市場で、23%のシェアを占め、1万3100余りのガソリンスタンドを経営している。
中国石油と新日本石油の提携は昨年5月にほぼ固まっていた。両社は当時東京で、中国石油による新日本石油の大阪製油所の株式49%の買収のほか、石油精製業務を行う合弁会社を設立することですでに合意していた。同製油所の原油処理能力は日量11.5万バレル。(編集KA)
「人民網日本語版」2009年7月15日