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田壮壮監督が語る「狼災記」①日本人俳優の起用
発信時間: 2009-09-25 | チャイナネット

第5世代の監督である田壮壮監督はこの30年、自らの芸術を追い求め、強い個性で独特な内容、奥深い境地の映画を制作してきた。

田壮壮監督

文芸創作が栄光や夢に満ちていた1980年代、田壮壮監督の処女作「私たちの片隅(我們的角落)」は、文芸界にセンセーションを巻き起こした。その後の「盗馬賊」「狩り場の掟」では、さっぱりした性格と心の奥に隠された優しさを表現し、中国の新世代監督の代表として世界の映画界を震撼させた。

90年代に制作した「青い凧」では、独特な視点で文革の時代を描写。東京国際映画祭でグランプリを受賞するなど高い名誉を得たが、その後の10年は映画の撮影を禁止される。

新世紀になると出身校の北京映画学院で監督学部の主任を務め、2001年には「小城の春」をリメイク。2003年には「茶馬古道・徳拉姆(テレビ放映のタイトル: 天空への道~茶馬古道の人々)」で第1回中国映画監督協会賞の監督賞を受賞するなど、精力的に映画の制作に励む。2004年には囲碁界の巨匠の半生を描いた「呉清源〜極みの棋譜〜」を制作し、中国成立60周年の今年は心血を注いだ「狼災記」を捧げた。。

 

インタビュアーは「北京青年」雑誌社の余韶文編集長。

――今回の映画では日本人の俳優を起用しているが、これについてネットでは多くの議論が行われている。なぜ中国の俳優を起用しなかったのかという声もあるが、中国にふさわしい人がいなかったのか。

田壮壮:中国の多くの人たちは、日本人俳優の起用に対して快く思っていないようだが、創作にとって歴史や民族はまた別のことだと私は思っている。

古い時代が舞台の映画を撮影する場合、日本の俳優と中国の俳優との様子は違う。日本の多くの文化は、唐や宋、或いはそれよりもっと早い時期に取り入れられたもので、今でもそれを留めている。そのため日本の俳優の演技の感覚は中国の俳優と違い、例えば日本人がお辞儀を繰り返したりするのも古い文化の名残だろう。時代が変化するにつれて、人びとの命や儀式に対す受け止め方は同じではない。

呉清源でもいいしオダギリジョーでもいい。投資側は国際協力なので市場全体を考える。例えば10人のいい俳優がいて、だれを選んだほうがいいかというのはビジネスの構造で、私自身もこうした経験がある。

――主演の2人の俳優は、一人が日本語で一人は英語だが、どのようにコミュニケーションしたのか。

田壮壮:「呉清源〜極みの棋譜〜」を撮影した時も言葉の問題はあったが、言葉は翻訳できるので特に大きな問題ではない。それより重要なのは事前の準備だ。

「チャイナネット」 2009年9月25日

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