中日貿易の現状を見ると、中国からは主に原材料や半製品等のローエンド・ミドルエンド商品が輸出され、日本からは高付加価値を持つ精密機器・ハイテク製品が輸出されている。中国はこれまで輸出を厳しく管理してこなかったが、今後は重要な原材料の輸出を規制する必要がある。日本は電子産業で中国を圧倒し続けようと目論んでいるが、中国はレアアース資源の対日本輸出を規制することで、日本の弱点をつくことができる。中国はこれと同時に、差別関税を適用することができる。例えばその他の国家に対するレアアース輸出の関税は現状を維持するが、日本に対しては適度に引き上げる。また日本の高級品の輸入関税を引き上げれば、日本の関連企業と地方政府に直接的な損失をもたらすことができる。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2012年7月19日