日本警察庁は19日、東南アジア諸国連合(ASEAN)各国の警察当局と共同でインターネット上の国際テロ関連情報を監視するシステムの運用を始めた。
監視対象とするのは、アルカイダなどの国際テロ組織や過激思想の影響を受けた人物が運営するサイトなど。ASEAN警察長官会合(アセアナポール)に加盟する10カ国と日本が参加する。
警察庁によると、テロ情報が書き込まれる掲示板やサイトは少なくとも5万件あるとみられる。システムに参加する各国はそれぞれ母国語や翻訳しやすい言語のテロ関連情報を監視。サイトなどを見つけ次第、概要を英語でデータベースに入力し、各国で共有できるようにする。
システムは2009年5月、アセアナポールで日本の警察庁が提案していた。システム運用を通じ、各国間の協力体制の強化も図る。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2012年7月20日