日本外務省元局長:日米同盟の存在意義はまったくない

日本外務省元局長:日米同盟の存在意義はまったくない。 これから5年か、10年後に、日本の民衆は最終的には中国が重要であることをはっきりと知るはずです。現在、普通の日本の民衆に、日本の輸出が一番多い国はどこか、とたずねれば、多くの人がやはり米国だと答えるでしょう。日本人はまだ中国が重要であることを理解していません・・・

タグ: 孫崎享 外務省 日米同盟 釣魚島 貿易

発信時間: 2012-07-27 16:32:15 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

「日米同盟の存在意義はまったくない」

――米国のアジア回帰の戦略、それに将来のアジア情勢をどう見ますか。

米国のアジア回帰の戦略は実は、日増しに強大になる中国にいかに対抗するかという戦略です。中国は強大になり、中国とは良好な関係を維持すべきだと考える人がいます。けれども、米国の軍隊は可能であれば、全力を尽くして中国を抑えこむことにするだろう。過去の米ソの関係と同じです。もちろん、米国は昔の比ではありません。ですから、日本や韓国、ベトナム、フィリピンなどと連合して一緒になって中国の戦略に対抗するしかありません。

日米同盟については、その存在意義はまったくない、と思います。例えば、中国は核兵器を保有していますが、日本に向けて発射することはまずないでしょう。中国が米国の核兵器を恐れているから発射しない、というわけではなく、発射する意義がないからで、発射すれば、中国にマイナスの影響をもたらすだけです。釣魚島の問題もそうです。日米安保条約は日本の利益を保護するためにあるのではない、と私は考えています。

「中国網日本語版(チャイナネット)」 2012年7月27日

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