「瓷娃娃」(陶器のお人形)というニックネームを聞くと、中国人は東北地方の方言を操る可愛らしい女の子を連想する。幼い頃から「愛ちゃん」の名で親しまれてきた、20年の卓球歴を持つ少女が、ロンドン五輪に参戦しようとしている。
福原愛は日本女子卓球チームの一員として、ロンドン五輪に向け準備を整えると同時に、記者の取材に応じた。彼女は日本代表団の制服を着ながら、記者に対して「服が小さいですね。私が大きくなったのでしょうか? どうしてかしら?」と冗談を言い、自信のほどを伺わせた。福原愛は五輪参戦に向けた決意について、「中国では陶器のお人形と呼ばれてきましたが、これからは鉄の人形になります」と語った。
メダル獲得という目標について、福原愛は「私にとって、メダルは感謝の気持ちを表すためのもので、今まで私を応援してくれた人に対する恩返しです。私の部屋、家全体にも優勝カップや賞状が飾られていません。ロンドン五輪でメダルが獲得できたなら、母に預けたいと思います。またメダルを持って、被災地の仙台市に里帰りしたいです」と語った。
本大会で「最も強い福原愛」が見られるかと質問された際、福原愛は「日本国内の大会で優勝してから、プレッシャーに対する態度に変化がありました。全日本大会はある意味、オリンピックより緊張します。日本を制したことで、プレッシャーに勝つ自信が生まれました」と答えた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2012年7月28日