米日 どっちがどっちをそそのかしている?

米日 どっちがどっちをそそのかしている?。

タグ: 米国 日本 日米安保条約 釣魚島

発信時間: 2012-08-15 15:38:56 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

ここ最近、釣魚島問題において、日本はあの手この手を使い、「島購入」の茶番劇から始まり、「国有化」の妄想、国会議員の「慰霊祭を行う」ための島への上陸計画、更には「島を守る」ために必要に応じて自衛隊を用いることを表明するまでに過激化している。特に注目されるのは、野田内閣がアメリカの後押しがあることを今一度アピールしたことである。野田内閣は「米高官が『釣魚島は日米安保条約第5条の適用対象である』と表明した」と言っている。更には、「ヒラリー・クリントン米国務長官も日本外相との会談の際、『釣魚島は日米安保条約第5条の適用対象である』と確認している」と称している。

日本のこのような政策アピールと言動の裏には明らかに、「世界3位の地位が気に食わない」ことや「軍事大国になることへの理想」が渦巻いている。日本は、アジア太平洋地域に重点を移すアメリカの新たな国防戦略に漬け込んで、さも「中国の脅威」が日増しに増大し、日本は「アメリカと連携して中国をけん制」し、共通の「敵」に対抗する必要があるかのようなイメージを作っている。アメリカ側も、日本をある程度「野放し」にし、日本がよりアメリカにとってプラスに働くようにしている。実のところ、日本はアメリカを「そそのかし」、ひいては「人質に取って」まで、中国とアメリカが「対立」へと歩みを進めるように仕向け、そこから「漁夫の利」を得ようとしているのだ。

日本の一連の行動は客観的には、アメリカがアジア太平洋地域に戦略の重点を移したことに同調しているように見える。しかし、アメリカも考えなしではない。日本が抱いている野心をはっきり認識している。アメリカは、日本の新たな右翼勢力の企みを見抜いた上で、十分に利用し、日本がアジア地域において先陣を切って、中国と揉め事を起こすようけしかけ、自分は裏でこっそり後押しをするだけである。実際、アメリカは依然、日本を冷戦時代の思惑に満ちた「戦車」の上にしっかり縛り付けているのである。そして、日本をアジア地域における「主力軍」と「駒」に仕立てあげ、日本がアメリカのために「火中の栗を拾う」ことを期待している。一度、日本が自国の力量をわきまえずに、揉め事を大きくすれば、アメリカはもちろん干渉・介入を始める。このことを、中国は一貫して厳重に警戒し、対策を練る必要がある。ところが、アメリカは表向きには公明正大なことを言って、自身が道連れにされることを避け、事の次第ではこっそり一人勝ちして、日本を裏切ることだってあり得る。決して驚くことではない、このようなことはアメリカの歴史には数え切れないほどあるのだから。

事実からはっきりわかるように、日本はアメリカを「そそのかし」、更には「人質に取ろう」と企んでいる。しかし、アメリカもまた日本を「そそのかし」、「人質に取る事」を目論んでいる。このように、日本とアメリカはお互いに、両国の国民と世界の世論を「そそのかし」合い、自分こそが賢いと驕っているが、実際には決して賢明ではないのである。

「中国網日本語版(チャイナネット)」2012年8月15日

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