3つ目は、釣魚島は台湾の宜蘭県の管轄下にあるため、中国大陸だけの問題ではなく、台湾とも密接に関わり、中国統一と中華民族の復興の偉業の一部でもある。両岸は政治の相違、歴史の恩と仇を乗り越え、中華民族の根本的な利益を共同で守らなければならない。これは民族の大儀である。釣魚島は小さいが大局にかかわり、極めて重要な戦略的な価値と意味があり、中華民族は譲ることができない、
「四面楚歌」の状態にある日本は、中日関係の大局を顧みず、戦略的ミスを犯す可能性が高い。戦略的ミスとは、まず、米国の意図を判断し間違え、米国が日本の島争いのために中国とやり合い、日本のために「火中の栗を拾う」と幻想を抱くことだ。次に、中国の領土の完備に対する決意を判断し間違え、中国は地域と国の安定を守るために原則を犠牲にし、感情を抑えるだろうと間違った考えを持つことである。最後は、日本国内の政治情勢に対する判断ミスで、日本の右翼勢力を無原則に放任、容認すれば政治危機を乗り越えられると勘違いし、脆弱な執政権を維持することだ。
日本が理性を失い、危ない方法をとり続け、盲目的な行動をすれば、その影響は自分に返ってくるだけだ。米国は、国の安全を賭けて他人のために一肌脱いだりせず、自身の利益のために日本を簡単に捨てるに違いない。これは無数の事実によって証明されている。中国は中日友好関係を重視しているが、原則を使って駆け引きしたりせず、相応の措置で反撃するだろう。今回の香港の活動家の島上陸は、中国の釣魚島に対する主権をアピールし、日本の「釣魚島帰属問題は存在しない」という嘘を打ち破ったと同時に、中国の民間に潜む巨大な愛国心とエネルギーを示した。日本は13億人の立ち上がった偉大なる民族に立ち向かうことになる。野田政権が右翼勢力の言いなりになれば、政権崩壊は早まり、日本全体は危険に一歩ずつ近づいていく可能性が高い。(文:中国国家安全フォーラム副秘書長 彭光謙少将)
「中国網日本語版(チャイナネット)」2012年8月24日