韓国と日本は、最近、島嶼領土主権問題 (日本では竹島、韓国では独島)や歴史問題などで争議が絶えず、両国間には緊迫した雰囲気が日々増している。現在、この争いは文化面にも及び、日本の政治家は相次いで韓流ボイコットを提案しているが、意外なことにこれが日本の主婦層の怒りを買っている。なかには街頭デモを呼びかける声も出ている。
韓国が行った今月15日の「遠泳リレーで独島上陸」イベント、これが日本の不満を招いた。遠泳リレーに参加した韓流スターのソン・ イルグクは今後日本への入国が難しくなるだろうし、日本のテレビ局は、ソン・ イルグク主演の韓流ドラマ2編の放送を一時中止した。そのほか、韓流スターのチャン・グンソクを招いて記者会見を予定していた三井住友ビザカードでは、このプロモーションの延期を発表している。野党である自民党は韓流ドラマ、楽曲の放送禁止や韓国商品の不買を提案し、「韓流」ボイコットにより抗議を表明しようとしている。
だがこのニュースが世にでると、日本の多くの主婦たちの反発を招いた。韓流追っかけを自称している女流作家の北原みのりさんは「政治問題と文化は全く関係がない。政治を握っている多くの男性のこの意味のない争いで、女性の楽しみを奪わないで欲しい」と発言。ある50歳過ぎの日本人女性は、「韓流スターの日本での活動が主権争いでなくなるなら、「内戦」が起るわよ。主婦たちは町に出て抗議活動をするでしょう」といっている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2012年8月28日