日本メディアの報道によれば、世界経済の低迷に関係なく、危険性の高い仕事はいつもとても人気がある。海底油田基地での掘削作業は、週3日休みがあって年収は280万円。しかもこれは試用期間の給料で、1年後には倍になる。
短時間で高収入を得る仕事といえば、アラスカの寒冷地高所まで輸送業がある。この仕事をする作業者には、どのような事態に直面しようと泰然自若とした平常心が必要だ。この仕事は3ヶ月で800万円。アラスカには他にも危険性が高い仕事がある。漁業だ。例年2月に操業を開始して、2週間から4週間の作業。1匹大きな魚をしとめれば100万円だ。だが、収穫がなければ収入もないことになる。
傭兵としてイラクやアフガニスタンで活躍する作戦要員の給料は、1日あたり5万円から6万円。アフガニスタンのような過酷な環境で働くのは、6カ月が限界だ。この半年で1,000万円。2週間から3週間の訓練費用に50万円、個人装備に200万円以上、これが自分の命を確保するのに必要な経費となる。
沈没船や山中に隠された財宝を探して、世界中をめぐる探険家に、最も有名なのは18世紀の海賊「黒ひげ」だ。彼の財宝は今も世界中の探険家を魅了してやまない。海賊の財宝に比べ、マヤ文明には文化の息遣いや神秘性がある。これまでも調査名目で財宝をみつけた探険家も少なくない。
一夜にして巨額の富を手に入れたいという心理は、多くの人を冒険に駆り立て、自らの命さえも投げ出させるのだ。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2012年8月29日