「180度視点を変えて日本を観察することで 自分自身を再認識」
数年前、訪日を終え中国に戻った白岩松氏は「相手の欠点にけち付けるのは容易だが、中国は前進する大国として、相手の良いところを見習うほうがより重要である」と話した。
「日本を理解したうえで中国を振り返る」姿勢は、加藤嘉一氏からも大きな賛同を得た。日本人もこのような姿勢を見習うべきであると加藤氏は考える。
白岩松氏は『岩松が日本を観察」という番組の中で、多元的な日本の姿を人々に示した。日本社会に密接した内容は中国人が日本を知るための「切り口」となっている。日本に比べ、中国がまだ後れているところはやはりサービス業と言ったソフトパワーやディテールに現れる。日本ではいくら辺鄙なところであっても、公衆トイレにはトイレットペーパーがちゃんと付いているし、地下鉄では一部の座席が通勤のピークタイムには折りたたまれ、それ以外の時間帯には使うことができる。