日本人女性は仕事と家庭の双方に気を配り、深刻なプレッシャーにさらされているにも関わらず、仕事で重視されず、蓄積されたストレスを発散することもできない。これにより形成された「導火線」に火がつけられれば、間違い無く大爆発を起こすだろう。ありふれた些細なことが、「世界大戦」を引き起こす可能性があるのだ。
総務省の人口速報集計結果によると、2012年3月末現在の日本の総人口は1億2600万人にとどまり、前年比26万人減(0.21%減)となり、1968年の調査開始以来最大の下げ幅を記録した。日本の「少子高齢化」は今後深刻化する見通しで、海外の人材招聘、日本人女性の就職促進が、日本経済復興の主な手段となる。
その一方で、卒業生の就職率に改善があったとするデータもある。2012年7月現在、2013年3月に卒業を予定している日本の大学生・院生の就職内定率は58%に達した。しかし男女比のバランスが悪く、文系・理系の男子の就職率は女子を大きく上回った。ここからも、女性が職場で劣勢に立たされていることが分かる。
日本社会が今後女性の力を発揮するためには、女性を単なる労働力として見るのではなく、その職業的発展を考慮する必要があり、また女性に対する心理的ないたわりや協力が必要だ。それが実現できなければ、天童市の市役所で発生したような出来事が、何度も再演されることだろう。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2012年8月29日
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