日本共同通信社29日の報道によると、日本で唯一「2012年中国瀋陽国際農業博覧会」からの正式招待を受けた都市である北海道岩見沢市はこのほど、「主催側からの通知」が届いたため、出展中止を決めたという。日本メディアによると、主催側の岩見沢市への通知は、「岩見沢市が自主的に参加を中止するよう希望する」との内容だったという。『環球時報』の記者によると、農業が強みである岩見沢市では1963年に日中友好協会が成立されて以来、農業分野において中国との交流を盛んに行ってきた。現時点で、岩見沢市が出展を見送るという情報を中国側はまだ明らかにしていない。
共同通信社の報道によると、岩見沢市農政部には8月23日、中国瀋陽市政府からの公式文書が届いた。文書には「皆様ご存じの理由で、岩見沢市が参加を中止するよう希望します」との旨が示されており、岩見沢市は「日中関係が混乱している時期に出展すべきではない」との理由で出展中止を決めた。これは最近の日中両国の钓魚島の主権をめぐる紛争が悪化しつつある結果の一つであると見られる。
日本「朝日新聞」29日の報道によると、今回の博覧会は中国、ヨーロッパから数多くの業界トップ企業が出展し、来場者は40-50万人に達するとの見通し。日本で、この農業博に参加できる都市は岩見沢市だたひとつで、今回の博覧会の準備のために450万円もかけたという。岩見沢市の関係者によると、「すべての生産品が準備万端の状態だったが、出展出来なくなったことはとても残念」と語る。