9月2日、釣魚島海域で非合法の海上調査を終了した東京都「釣魚島調査団」は、当日深夜、沖縄県石垣市で記者会見を開いた。「豊かな生態系と、野生鳥類などが多く生息している」という釣魚島の具体的な生態系の特徴を紹介した。
9月3日の共同通信によれば、東京都の調査員は記者会見で「釣魚島は中日間の領土主権の争いにより訪れる人がほとんどいない。島嶼には明らかな特徴があり、海上からも岩間から湧き出る水の流れが滝を形成している様子や羊が草を食んで露出した岩場などが観察できた」と報告した。
釣魚島のメインランドには多数の野生のヤギの群れが認められる。北海道大学小城春雄名誉教授は「ヤギによる植生破壊は非常に深刻だ」と、島に繁殖する低い草木が食い散らかされ、岩場が露出し、一部崩壊していると警告している。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2012年9月4日