中日間の釣魚島をめぐる争いが日増しに悪化するにつれ、日本への旅行を取りやめる中国人が益々増加し、日本の観光産業に大きな打撃を与えているという。日本の華字紙「日本新華僑報」のウェブサイト4日付の記事が伝えた。
ニュース専門チャンネルの「日テレNEWS24」によると、釣魚島をめぐる中日の衝突と争いの影響を受け、日本の山梨県石和温泉のホテルで、中国人旅行客ら260人が宿泊をキャンセルしていたことがわかった。この情報は、9月3日に開かれた石和温泉旅館協同組合の会合で報告された。中国人旅行客の宿泊のキャンセルは、現地の旅館にとっては大きな損失である。
他にも、富士河口湖町の富ノ湖ホテルでは9月に予約があった中国人旅行客の約2割がキャンセルしており、今後の更なる影響が懸念される。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2012年9月5日