中国網:サービスがよいことでとても有名で、ビジネス本も出ている店です。楽しんでいただけているようでうれしいです。今回はご著作が中国語翻訳されて出版されるとのことで、おめでとうございます。
勝間:ありがとうございます。今回は、中国外文出版社さんのお力添えで優秀なコーディネーターの方と出会うことできました。ご縁だなと思っています。中国は私にとって長く宿題でしたので、やっと来ることができたという感じです。
中国網:では、さっそくですが、今回出版される「ズルい仕事術」「恋愛経済学」「高学歴でも失敗する人、学歴なしでも成功する人」についてお聞きします。今回の出版に対して、ご自身の思いを教えていただけますか?
勝間:日本人を対象に書いている本なので、中国人の方がどう受けとめてくださるかに興味があります。
ただ、コーディネーターの方のお話では、中国でも20代、30代の女性にはかなり上昇志向の強い方が多いとのことで、彼女たちに参考にしていただけるのではないかと期待しています。
日本は学歴社会を一度卒業して、出身学校や学歴だけでは生き残れなくなっていますね。中国は、非常に学歴の強い社会だと聞いていますので、そういう意味で、学歴がなくてしょんぼりしている方に元気やヒントを与えられればと思っています。
例えば学歴がなくても起業しようと思った方にとって、気づきになればうれしいと思います。
中国網:「高学歴でも失敗する人、学歴なしでも成功する人」について、お聞きしますが、アカデミック・スマート(高学歴の優秀な人)とストリート・スマート(応用が利く現場で優秀な人)について書かれていますね。
勝間:もちろん高学歴で現場で応用が聞く方も多いのですが、どうしても学歴社会で生きてきた方は「簡単な問題をたくさん解こう」とします。ですが、現場で求められるのは、難しい1つの問題の壁を乗り越える人です。ストリート・スマートになるためのきっかけのひとつとして、本の中ではストレングス・ファインダーを紹介しています。自分の強みを知って、そこを伸ばす。これが重要です。自分の弱いところに固執してエネルギーを費やすよりも、強いところを伸ばすほうがずっと効率的なんですね。