米国国防総省パネッタ国防長官は17日夜、北京に到着した。写真は飛行場で出迎えをする中国人民解放軍馬暁天副総参謀長(右)。
米国国防総省パネッタ国防長官は17日夜、北京に到着し、3日間の予定の中国訪問を開始した。中国と日本の関係が釣魚島問題で緊張が高まっている微妙な時期であり、米国国防長官の今回の中国訪問に注目が集まっている。
パネッタ国防長官は先に東京に訪問してから中国を訪れた。彼は16日東京に到着する以前に、アジアの領土問題は「暴力的な衝突を引き起こす」恐れがあると警告しており、この発言が「中日間の釣魚島紛争が戦争に発展する懸念」として世界のメディアから解読されている。
東京滞在中、パネッタ国防長官は日本で首相、外相、防衛相とつぎつぎと会見し、米国の日本の安全保障に対する義務に「全く変わりない」という姿勢を伝えると同時に、米国は領土主権の争いでどちらか一方に加担することはないと強調した。しかし、パネッタ氏は17日、米国が日本に朝鮮のミサイル攻撃に対応する新鋭のレーダーを提供すると発表しており、アナリストの多くは中日関係が敏感なこの時期に、米国が日本を支持した行為であり、中国の怒りを買うのは必至だと分析している。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2012年9月18日