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日本の華字新聞サイト「新華僑報」の19日の報道によると、分野の異なる9名の日本人著名研究者や評論家が共同で「日本崩壊のシナリオ」を発表した。「日本には9つの致命傷があり、それらが国家を崩壊に導く。残された時間はわずか5年」だという。
9つの致命傷は以下の通りである。
婚姻:2010年の統計によると、50歳以下の男性のうち「一生未婚」の割合は20.14%に達している。社会学者の山田昌弘氏は、5年以内に30%まで上昇する可能性があると指摘する。つまり日本人の3分の1の男性は一生結婚しないということになる。一方、外国人と結婚する日本女性は増加を続けており、また、その多くが結婚後、国外で暮らしている。
大脳:脳科学研究者の沢田俊之氏は、現在アメリカでASPD(反社会性人格障害)の症例が大きな社会問題になっていると言う。幼児の大脳を侵し、注意欠陥多動性障害を引き起こすこの病気は、日本でも蔓延し始めている。統計によると、日本の6割以上の幼児が多かれ少なかれCD(行為障害)の症状があり、さらにその6割以上がASPDだという。
教育:明治大学文学部副教授の内藤朝雄氏は、日本の教育に構造的問題が生じているという。これは学校でのいじめが多発する主因のひとつである。同氏は、もし5年以内に現在の「学級制度」を廃止し、全ての学生が平等な環境で教育させなければ、いじめで自殺する学生が増加し始め、成人社会でもいじめが蔓延すると予測する。
雇用:独立系ニュースサイト編集長の渡辺正裕氏は、日本経済の低迷と生産コスト高が国内工場の大量閉鎖をもたらし、企業が争って国外に出ていくと指摘する。日本の労働人口は減少を続けているが、国内の労働ポストの多くが外国からの安価な労働力にとって代わろうとしている。5年以内に日本の雇用問題が最大の国民的問題になると予測する。
これら研究者・評論家たちは総じて、「致命傷」が治癒しない主要な原因として「無能政治」を挙げている。しかしそうなったのも、日本国民の政治に対する無関心が主因なのではないだろうか。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2012年9月21日