日本の共同通信27日の報道によれば、日中経済協会の会長の身分で訪中を予定していたトヨタ自動車の張富士夫会長の専用機が予定通り離陸できず、この日の中国訪問予定をキャンセルした。-
日中経済協会関係者によれば、張会長は本来、27日午前10時、トヨタ自動車の社用機で愛知県の空港から北京へ向かう予定だったが、4時間待っても中国から離陸許可が下りず、会見時間に間に合わないことからこの訪問計画自体をキャンセルした。
張会長は、遺憾ではあるものの、日本経済界の意見は経団連 (日本経済団体連合会)会長に託して (中国側に)伝えたと語った。
実際、訪中している友好7団体の会長のうち、張富士夫会長は最も中国に来る必要があった企業家だ。中国における自動車販売が打撃を受けていることから、トヨタは26日、天津一汽トヨタ、広汽トヨタ傘下の合資工場を操業を停止し、(中秋節国慶節休みに)前倒しで休止状態に入っている。
メリルリンチ日本証券の中西孝樹アナリストは「トヨタの2012年度予想純利益では中国業務が21%を占め、日産の次に着いている。このほか、生産台数の減少は部品購買力の交代、総体的なコスト高を意味している」と推定している。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2012年9月28日