第4回中国国際映画・テレビ・アニメ・マンガの著作権の保護および貿易博覧会(以下、中国アニメ漫画博覧会)が9月28日、広東省東莞市で開催した。27日、組織委員会の情報によると、釣魚島問題の影響で中日関係が冷え込んでいることから、日系企業は、今回の中国アニメ漫画博覧会を欠席することがわかった。
「中国国際映画・テレビ・アニメ・マンガの著作権の保護および貿易博覧会」は中国放送映画テレビ総局、中国著作権局、広東省人民政府が共同開催する国際アニメの盛大な大会で、今回は3回目の開催となる。
今回の博覧会は、展示業者の組織や活動の手配の面でもより国際化され、3000平方メートルの国際映画・テレビ・アニメ・動画のオリジナルコーナーが設置され、米国ウォルター・イライアス・ディズニー(Walter Elias Disney)、イギリス、ニュージーランド、オーストラリアのアニメーション協会など大手アニメ機構、韓国、スペイン、ブラジル、シンガポールなどの国・地域のアニメ企業を誘致、出展されている。
アニメ大国として日本は、バンダイ、ドラえもんなど日本アニメーション団体や企業が、これまで3回の博覧会に参加していたが、今回の参加企業リストには日本の企業は1社も見当たらなかった。また、展覧会の現場では組織委員会が参加すると漏らしていた、日本の東映、「ワンピース」、「ドラゴンボール」などのアニメツールや派生商品の影も見られなかった。
アニメ漫画博覧会の組織委員会のスタッフによると、釣魚島領土問題で中日関係が冷え込んでいることを受け、今回の博覧会の組織委員会は、今後も日本アニメ企業と提携することはないため、日本アニメ企業は参加していないとの事だった。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2012年9月28日