あなたは空気が読めますか? 日本社会の奇妙な論理

あなたは空気が読めますか? 日本社会の奇妙な論理。 日本の集団生活では、大多数の人が周囲の「空気」を読みながら、全体の行動の方向性を判断し、みんなのリズムに合わせて行動しようとする…

タグ: 外国人,日本,集団生活

発信時間: 2012-10-05 10:01:41 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

2007年、「KY」(空気 読めない)という言葉が「2007年新語・流行語大賞」にエントリーされた。この「空気」とは、いったいどんな意味なのだろうか。筆者と同様、日本で何年も暮らし、言葉も問題ない外国人の多くが、この「空気」の意味を掴みかねている。 

日本の集団生活では、大多数の人が周囲の「空気」を読みながら、全体の行動の方向性を判断し、みんなのリズムに合わせて行動しようとする。 

この「空気を読む」能力は小学校から培われる。小学校の3、4年生になると閉鎖的な小グループが形成されるようになる。だいたい何人かの同級生で作るのだが、グループが形成されると、他の人を受け入れないようになってくる。小グループの中に良いリーダーがいれば、人の面倒を見ることでみんなからの尊敬を得られ、一つのまとまったグループができあがる。しかし彼らは、新メンバーを受け入れるような態度は見せることがない。一方、リーダーが悪いと、何人かのお供を引き連れ「いじめ、虐待」することがこのグループの「空気」となる。また、自分もいじめられる側に転じる可能性もある。このような環境の中、どんな小グループにあっても、子供たちは小さな頃から周りの雰囲気に沿って行動することを学ぶようになる。日本では、夫が転勤することになったとき、もし子供が小学校や中学校ならば、子供が転校先でクラスメートの輪に入れずに孤立することを心配する。そこで妻と子供を元の場所におき、夫が「単身赴任」することになりがちだ。 

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