日本の過剰医療 健康な患者を創出

日本の過剰医療 健康な患者を創出。

タグ: 日本,医師会,医療費,過剰医療,診療報酬制度,血糖,血圧,糖尿病

発信時間: 2012-10-08 13:50:32 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

日本厚生労働省のデータによると、2010年度日本の医療費総額は36兆6000億円に達し、8年連続で記録を更新した。この数字は、日本のGDPの約10%に相当する。このうち完全に不必要な「過剰医療費」が総額の54%を占め、「底なし沼」と化している。日本の医療関係者は毎日必死に働いているが、多くの時間を診察の必要がない「患者」に費やしている。

日本の権威ある内科医師は、「医学的な観点から論じれば、風邪や下痢等の軽度な病気にかかり、病院でレントゲン等の診断を行った場合、体が受けるダメージは病気を上回るものとなる。また年齢増加に伴い、血圧・血糖・血中脂質等の数値が上昇するのも正常であり、生活と食事の習慣に気をつければ予防・改善が可能だ。むやみに薬を服用し副作用が生じた場合、その他の症状を引き起こす恐れがある」と指摘した。上述した一例は、「過剰医療」の中心になっている。

なぜ日本では、健康な人が医者にかかるという奇妙な現象が起きているのか。日本には病気に対する多くの「独自基準」があり、世界基準と一致していないことがその一因だ。つまり、世界各国で健康とされた人も、日本に来ると病人になるというわけだ。例えば糖尿病の診断基準となる血液中のブドウ糖濃度の場合、世界基準は5.9%までを正常としているが、日本基準の場合5.2%を上回れば異常となる。日本の肥満の判定基準となるウエストサイズも頻繁に変更され、今年は正常とされた人も、来年は診療が必要な肥満者となる可能性がある。しかも日本政府は医師会等の専門機関の主張を顧みず、科学的根拠のない多くの「独自基準」を政策として推進している。医師は「健康な病人」に対しても薬品や診断を提供せざるを得なくなり、医療費の浪費が生じている。

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