筆者は居酒屋で、20代前半の2人の若者と隣合わせになったことがある。2人は日本の国旗がプリントされたシャツを着用し、酒を飲みながら異様なハイテンションで、絶えず韓国人の悪口を言っていた。話を聞いているうちに、その2人が在特会の会員で、韓国の李明博大統領の独島(日本名:竹島)上陸に反対する集会から帰ってきたところであることが分かった。
興味深いことだが、彼らは実生活で在日韓国人・中国人とほとんど接触したことがない。彼らは毎日仕事が忙しく、非常に限られたプライベートの時間をネット上での不満発散に割き、週末になると集会に参加する。彼らにとってはこれがお決まりの生活で、ネットに依存しなければ「存在」できなくなってしまった。在日外国人に対して不満を持っているというよりも、彼らは日本社会、そして自分に対して不満を持っているのだろう。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2012年10月8日