日本のNECは、今年5月、年内に世界で1万人のリストラをすると発表した。その一環としてNECは7月から自主退職者の募集を開始した。日本の大手企業は社員に退職を勧告する場合、一般的に離職面談を行う。もちろん、社員の立場からすれば、離職はつまり失業であるから、言うことを素直にきくのは小数だ。以下は、日本のあるメディアが暴露したNECの管理職と社員の攻防戦だ。上司の「君は今の仕事を続けることが難しいように思う」というセリフに注目して欲しい。
■第一回退職勧告面談(45分間)
上司:今の仕事を続けることは難しい。仕事を変えるか、退職を考えてほしい。
社員(男性):残って今の仕事を続けたい。
(翌日、社員は組合に相談、役員が面談応対)
役員:面談は方向を示すためのものだ。自分はどうしたらいいか、どう改善したら今の仕事に留まれるか、よく聞いたほうがいい。