露アルタイ地方のニュースサイト「Amic」に先日掲載された記事には「世界は今、米国を中核とする西側諸国が引き起こした文明間抗争という戦争状態にある。その主なターゲットが中国とロシアであることは周知の事実として認識されつつある」と論じている。
露メディアはまた以下のように指摘している:現在、米国主導により水面下で進行中の「世界大戦」は、違法的かつ横暴的な行為である。それは西側諸国の中でもトップクラスの先進国により謀策され実行されている。これまで、米国や英国、およびそれらの同盟国は、自国に危害をおよぼし得る敵国を潰すことで自国を守ってきた。まずはドイツ、次は日本で、その後は旧ソ連と続き、今は中国とロシアがそのターゲットとなっている。
現在、西側諸国の中核メンバーは、中国を敵対視する戦略を進めている。なぜなら、中国の経済、政治、人口、軍事力が目覚ましい台頭を見せており、太平洋・インド洋地域での覇権拡大を進めているからだ。中国が空軍、海軍を増強すれば、もともとの地理的自然的有利性もあり、世界の主要海域の覇権を掌握することができることは、米国や英国も充分に分かっている。